帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.62
Vol.62

幅広い世代に伝えたい 「英語を書く楽しみ」

N.Sさん(42 歳)
メールパル代表
滞在期間
4∼8歳(G3※∼7月)、現地校
11(G5※4月∼)∼15歳(G9※∼7月)、現地校
滞在場所
南アフリカ共和国(ケープタウン)、アメリカ(ワシントン州・シアトル)

 

海外生活の反動が20代以降にやってきた

 15歳当時、南アフリカ・アメリカで計8年と、人生の大半を海外で過ごしていたN・Sさん。帰国後は約4割が帰国生という『啓明学園高等学校』に入学した。

「最初は公立に入る予定でしたが、帰国生がほとんどいない環境に違和感があり、私立に方向転換させてもらいました。『啓明学園』は授業も帰国生のレベルに応じて進むので自分に合っていました。」


 その後『上智大学』に入学。卒業後は日本の大手企業に就職した。

「大学は自分の強みの英語を生かすために英語学科へ。卒業後は、日本の会社に就職しましたが、保守的な企業風土に馴染めずに、結局3年程で辞めました。高校や大学の時は帰国子女が周りに多くいたのですが、社会に出るとほとんどいませんし、20年前当時の社会環境の中では特に『日本人らしくしなきゃ』と気負いすぎていたと思います。」

 

紆余曲折を経て英文添削の会社を起業

 退職後、目覚ましい行動力で、N・Sさんは新たな一歩を踏み出した。

「次の会社は外資系で外国人が多く、仕事はシビアですが発言しやすく自分に合っていました。結婚を機に退職後は、英文ライター養成所での勉強、翻訳、英会話講師などの仕事をした後、日本の大学教授などが書く論文の英文校正を提供するインドのベンチャー企業から声がかかり、日本法人立ち上げに参画。そこで様々な経験をする中で、もっと身近な英語学習者を対象としたサービスが提供できないかと模索し始めました。そして準備を重ね、外国人講師がオンラインで英作文の添削指導を行う『メールパル』を立ち上げました。英文学習だけでなく、講師との“英文話”によりコミュニケーション力も身につけられるものです。今やっと、自分の使命と思えるものを見つけたと思っています。ここでは、英語の知識以外にも異文化間交流を体感してきた経験も役立っています。日本人の生徒さんと外国人の先生の仲介をすることも多く、解釈の違いを理解して行う必要がありますから。」


 N・Sさんの会社『メールパル』は2014年で5年目。さらなる目標は?

「メールパルが、一人でも多くの方の英語学習に役立つことは勿論の事、毎日を少しでも豊かにするための手助けとなれれば、こんなに嬉しい事はありません。ソーシャルメディア等の普及で英文ライティングへの認識が高まっているので、その勢いに乗っていきたいです。」

 

N・Sさん。

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